2012

家族のかたち

2012.12.24

家族のかたち

12月の中旬、上の娘が39°以上の熱を出して寝込んだ。
結局、あっという間に下の娘も妻も僕も高熱とセキに倒れこんでしまった。
山積みだった仕事は一旦諦めて、家族全員ベッドで一日中過ごすことに。
妻と子どもたちの寝息を聞きながら、
これも一つの「家族」のかたちなのかもしれないなと、
なんだかうれしい気持になった。

ふたたび

2012.11.08

ふたたび

先日、写真家の加茂と再会し、
来年の10月に再び展示することに決めました。

9月の展示では多くの方に背中を押していただきました。
まだきちんとお礼も言えていませんが、本当に感謝し同時に感激しました。
そのぬくもりが残っているうちに、もう少し自分の生活を見つめてゆこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。

ほおずき
ほおずき

2012.10.19

ほおずき

農家の友人からもらった食用ほおずき。
普通のほおずきと比べて色も地味で、見るからに弱々しい殻に包まれたこの姿。
とても美味しそうには見えなかった。
だけど、殻をむいて驚いた、とてもきれいなオレンジ色の実。
そして口に入れてまたまた驚いた。
みずみずしく、甘酸っぱくてとってもおいしかったのだ。

何事も見た目で判断しちゃいけないよ。
そんなあたりまえのこと、ほおずきから教わってしまった。

男同士の仕事場。
男同士の仕事場。
男同士の仕事場。
男同士の仕事場。
男同士の仕事場。

2012.08.25

男同士の仕事場。

僕は、八王子にある妻の実家を東京事務所として、仕事の拠点にしている。

少し前までは年老いた猫が一匹いたけれど、それも去年死んでしまい、
今は義父と義母が二人だけで暮らしている。

母は元教師で今は活動家のため、ほとんど家に居ない。
僕が仕事を終え、一杯飲んで遅くに帰ってきてもまだ帰っていないことも少なくない。
それとは反対に、歌人の父はほとんどの時間を家で過ごす。
朝おきて、味噌汁と何か一品を作り、必ず食後にりんごを剥いてとヨーグルトと一緒に食べる。
その後、じっくりと新聞に目を通したあとで、散歩に出掛けてゆく。
帰ってきてからは本を読んだり、何かを書いたりしている。
ほとんど毎日その繰り返しだ。

いつも遅く起きる僕が下の階に下りてゆくと、既に母は出掛けた後で、父が一人窓辺で新聞をめくっている。
「おはようございます」、僕が挨拶しても特に返事は返ってこない。
「あれ?、無視?」ちょっと不安になる。
だけど次の瞬間、新聞に目を向けたまま「味噌汁できてるよ」っとボソリとつぶやくのだ。
僕はこの一言を聞くとすごくホッとする。

そしてこんな風にして男同士の一日は始まっていく。

http://tonami-s.com/gallery/gifu/index.html
上のアドレスから、義父を撮った作品が一部見られます。良ければご覧下さい。

夏の壁。

2012.08.14

夏の壁。

二月から撮り続けている妻と壁。夏の壁、元気。

もじゃもじゃ

2012.07.26

もじゃもじゃ

もじゃもじゃの髪の毛を切ったら絵本の女の子にそっくりに。

ひらめき
ひらめき
ひらめき

2012.07.21

ひらめき

仕事部屋に来て、「遊んでぇー」とだだをこねるはな。
でも僕はどうしても時間が無くて遊べなかった。
相手にせず仕事をしていると、作業台の上に置いてあった穴開けパンチを見つけたようす。
はなにとっては初めて触る穴開けパンチ。
急に静かになり、いろいろ試している。
そしてしばらくして突然居間へ駆けていった。

しばらくして、はなの様子を見に行って見ると…。

なるほど、この使い方正解!

ワンピース

2012.07.21

ワンピース

去年着ていたお気に入りのワンピースたちはどれも小さくなっていた。
今年丁度良くなったワンピースを着て。

寝クロ

2012.06.24

寝クロ

五輪へ向けて。

川原へ
川原へ

2012.06.06

川原へ

エンジン故障を機に、車を変えた。
選んだのは18年前のオンボロ4WD。
デコボコ、泥だらけヤブだらけのウチには、大きなゴム長靴のようなこの車がピッタリだと思ったのだ。

この古い大きな長靴が来てから2週間、犬の散歩に娘と長靴を履いて川原へ遊びに行くのが日課になった。

お泊まり
お泊まり
お泊まり
お泊まり
お泊まり

2012.03.02

お泊まり

少し前のこと。

仕事から戻ると、近所に住むmちゃんが食卓を囲んでいる。
日中遊びに来ていたmちゃんが急遽、そのままうちに泊まることになったようだ。

どったんばったん!わーわー!、ぎゃははー!きゃーきゃー!えーんえーん!!
泣いたり笑ったり二人はもう大騒ぎ!
こっちが何を言ってもお構いなし、もう諦めて放っておくことに。
(このときほど一軒家を借りといて、良かったと思ったことはなかった!)

………。

あれっ?声がしなくなった?
不思議に思いのぞいてみると、ついさっきまでの大騒ぎが嘘のように、
二人はすでにぐっすり眠っていたのだ。

ほこりっぽい部屋の中には二人の寝息だけがいつまでも響いていた。


そんでまた、朝から大騒ぎだったのはいうまでもない…。

ちょっとまってて
ちょっとまってて

2012.02.13

ちょっとまってて

寝る支度がすんで、ベッドで母親を待つだけの長女はな。
でも母親は、ぐずる次女はるのおむつを替えたり、おっぱいをあげたりでなかなかベッドに来てくれない。
今にも「早く来てっ!」と叫びたいのを押し殺す様に母親と赤ちゃんをじっと見つめている。
そんな姿に僕の涙があふれてきた。

この壁の前で。

2012.02.06

この壁の前で。

この壁の前で、僕にとって一番身近で一番遠い人と毎朝向き合ってみる。
ただそれだけを真剣に続けてみようと思う。

大渋滞

2012.01.25

大渋滞

先日、今年の秋に予定している展示の打合せのため、数日間東京に行くことになった。
まだ薄暗い早朝、八王子の事務所(妻の実家)まで慣れた道のりを行く。
ところが小淵沢から高速にのるや否や、「事故のため通行止」の電光表示が…。
またかぁ。なぜか高速道路に憑いていない僕。
とにかく行けるところまではと進んでみると、
甲府を過ぎた辺りから、少しずつ路肩やガードレールに雪が見え始めた。
なるほど、この雪のせいで事故が起きたらしい。

そしてついに車が完全に停まったとき、辺りは朝日を浴びた雪景色に包まれていた。

二人のタクミ
二人のタクミ
二人のタクミ
二人のタクミ

2012.01.25

二人のタクミ

今年の秋に縁あり東京で写真の展示をすることになった。
それも偶然、同時期に二つ。
それぞれ、知り合いのアーティストとコラボさせてもらうことに。
その相方が二人とも「匠」(タクミ)という名前。
しかもふたりのタクミくん同士は、同じ中高の同級生で友人同士。
(二人は僕の妻の高校時代の先輩にあたり、僕は数年前に知りあった)

先日、それぞれのタクミくんに展示の方向性を話し合うために会いに行ってきた。

一方は言葉少なく、直感的に物事を捉える。
一方は巧みに言葉を使い、論理的に物事を捉える。
(あくまで会って感じた僕の勝手な主観)
どちらも創作意欲と個性にあふれていて、僕にとってはとても刺激的な時間だった。

展示にむけての道筋も少し見えはじめてきた。
これから二人の「匠」くんと、秋まで共有してゆく時間を楽しみたい。

※2枚目 加茂匠くん(の手)、美術教師の傍ら絵や写真を通した創作活動を続けている。
※3枚目 星匠くん、木作家として工房DESIGN STUDIO COZOを構え、オリジナル家具の製作、デザイン、修理、店舗等のデザイン、内装なども幅広く手がけている。http://co-zo.com/
※4枚目 DESIGN STUDIO COZOにて。