朝起きると、窓の外が真っ白だった。
今シーズン初の積雪だ。
雪が降ると、僕と犬の雨太郎は二人でそろって、そわそわしてしまう。
一刻も早く、雪の中に飛び出したいのだ。
僕らは朝ごはんも食べずに、馴染みの森に出掛けた。

12月に年賀状写真を兼ねて、
家族の成長を記録するために我が家の家族写真を毎年同じ場所で撮影している。

写真はそのテストショット。
ドラえもんではありません。

結果は年賀状で。
お楽しみに〜。

日頃から家の撮影でお世話になっている、
町田市の建築設計事務所+工務店の和工務店さん主催で家族を対象にした写真のワークショップの講師をすることになった。
テーマは「身近な人を撮る」
ただ、僕が講師をするだけあって、メリハリのない自由すぎる撮影会になった(ってしまった）。
講師としては反省だらけの一日だったけど、参加者の方々の写真を見て驚いた。
子どもも大人もみんなそれぞれに、家族の素敵な関係が写っていたからだ。
写真のうまいヘタは二の次で、それぞれの関係が出来ていれば、
それが写真にちゃんと写るのだ。

良い関係が築けていれば、写真は決して嘘をつかない。

5組の親子の写真からあらためて教えてもらった一日だった。

遠くから来ていただいた参加者の方々、和工務店関係のスタッフの皆様、付き合ってくれた妻と子どもたちに感謝します。

和工務店　http://kaz-inc.jp/

この秋、八ヶ岳の山々に登る機会が何度かあった。 
八ヶ岳南麓に拠点を置いてから、本格的に登ったのは初めて。
住み慣れたこの場所に、新しい世界が広がった気がした。

先日の御岳山噴火で被害に遭われた方やご遺族の方々に、心よりお悔やみ申し上げます。


写真は山岳ガイドの石川高明さんとデザイナーの篠さんと、原村のプロモーション素材撮影のため、八ヶ岳連峰、阿弥陀岳(2805m)へ。

伊豆のホテルの支配人とシェフと一緒に肉や野菜の生産者を廻った。

静岡県富士市で野間農場を引き継ぎ、無農薬、有機肥料で果樹や野菜を作っている「照土富士」の伊藤さんと小俣さんを訪ねた。
小俣さんは僕と同世代で、山梨に住んでいたときからの友人だ。
畑と写真。
進む道は違うけど、いつもどこかで小俣さんのまっすぐに農と向き合っている姿を意識している。
一年ぶりに会った彼は、また一回り大きくなっている気がした。

ローカルデザインの研究者で、みつばち先生こと鈴木輝隆教授と、
デザイナーの三木さん、コピーライターの是方さんと、
去年から青森県鰺ヶ沢町のプロモーションをさせてもらっている。

以前、是方さんがイカが特産のこの町を「かめばかむほど、あじがさわ」と冗談交じりに言っていた。
今回で二年目4度目に渡る取材撮影だったけれど、まだまだ新たな出会いや発見がたくさんあった。
もうしばらく、この町を噛んでいたい。
帰りの新幹線でそう思った。

清泉寮の野外礼拝堂、lenox 。

5年ぶりに足を運んでみた。

時間と人の気配が、静かに感じられる場所。

また何年か経ったら来ようと思う。

 真剣にこらえる。
小さくてもプライドはある。

梅雨前のこの、春と夏が混ざっている時期の青が一番きれいな気がする。

妻も娘たちも僕以外みんな朝が早い。
起きたらいつも誰もいない。
でも今日はテーブルに妻の置書きと弁当が。

夫婦であーだこーだ言いながら畑がスタートした。
今年は食べたい野菜の苗作りもやることに。
このやる気を夏の終わりまでなんとか持続させたい…。

こどもの成長で時間を感じる。

明日、入学。

小学館の老舗アウトドア雑誌「BE-PAL」に我が家の家族の一員犬の雨太郎が載せてもらっています。(八王子の事務所前の森にて　撮影、動物写真家高田千鶴さん）
同じ特集には僕のお師匠の細川剛さんの犬「をと」や大学先輩で山岳ガイドの石館宙平さんの「はく」、妻が働く森のようちえんピッコロの中島先生の愛犬「アスペン」などなど、僕の周りの犬仲間が載っています。
http://www.bepal.net/

3日前に東京から大雪の降った我が家に戻った。
僕の居ない間に道までの雪かきをし、薪を割り、買い物にまで行ってくれた友人たち。
妻と子どもたちはとても心強かったはず。
古い我が家の屋根を気に掛けて日暮れまで雪下ろしを手伝って下さった農家のkさん。
大変なときこそ、人のつながりが本当にありがたかった。

雪下ろしのあと、屋根の上から見えた南アルプスがとても美しく見えた。

去年一年間に撮った写真を整理しはじめた。

すると、忘れていた日々のことがよみがえってきた。

美しいかたちといろ。